Sunday, March 2, 2014

Cinema: 'This Is England' by Shane Meadows

イギリスの映画について✿

イギリスについてもっと知ろう!と思い、いろいろと授業に潜り込んだり、映画をみたりしている毎日ですが、
先日興味深い映画に出会いました。
























’This Is England’ (2007) by Shane Meadows

2007年に公開された映画で、イギリスで驚異の大ヒットを飛ばした映画です。
1980年代のサッチャー政権時代のイギリスを描いています。
ファッションや音楽も、その当時を徹底的に再現してあります。


主人公の少年を中心に当時のナショナリスティックなイギリスを描きだし、
イギリス人のアイデンティティを考えさせられます。

主人公のショーンは、父親をフォークランド戦争で亡くした10歳の男の子。
母親と二人暮らしの裕福ではない家庭。学校には、父親の昔履いていた服等を着て登校するため、周りからは「ダサい」と言われ、イジメに会います。
80年代イギリス、時代はパンク全盛期。

そんな彼を救ったのが、
地元のヤンキーグループのリーダー、ウッディ。
ウッディとその仲間たちに受け入れられ、ショーンは毎日を彼らと面白おかしく過ごすようになっていきます。

ところが、ウッディの旧友であるコンボが出所してから、事態は一変・・・


最後の方は暴力的なシーン(殴る、蹴る...etc)が多く、
またスウェアーワード(fuckやhell等)が沢山使われているので、ネイティブではない私が見ていても、とてもしんどくなってくきます。
が、それでもイギリス社会について学ぶなら、一度は見ておくべき価値のある社会派青春ドラマです。

*TSUTAYAさんにも、あるようです*






















(この真中のおチビさんが、主人公のショーン君。
みんなスキンヘッドで怖いですが、実は優しい、いい人達です。)



Friday, February 28, 2014

イギリスのスターシェフ:Jamie Oliver

あなたはJamie Oliver(ジェイミー・オリヴァー)をすでにご存知でしょうか?

























Jamie Oliverは、そう、イギリスのスターシェフ!
若手ながらも、自分の信念である「Food Revolution」なるものを目指して
レストラン運営、若手シェフの育成、パブリックスピーチ、アメリカでの活動・・・
と、なかなか漸進的な活動をしている料理人なのです。
イギリスのモコミチ君的な存在です!
http://www.jamieoliver.com/


〜JamieのBiographyより〜
http://www.jamieoliver.com/about/jamie-oliver-biog
'Jamie has inspired people to spend more time enjoying being in the kitchen – and even start growing their own food! His programmes have now been broadcast in over 100 countries including the USA, Australia, South Africa, Brazil, Japan and Iceland. Having been translated into over 30 languages, the accompanying cookbooks are bestsellers not only in the UK but across the world. His 2010 book, Jamie's 30 Minute Meals, became Jamie's first million-selling book in the UK as well as being the fastest-selling non-fiction book since records began.'

TED Talkにも出てますよ!
「子どもたちに食の教育を」(優秀賞受賞スピーチ)
http://www.ted.com/talks/jamie_oliver.html
















より良い食を目指すために頑張っているオリバーから、
インスピレーションをもらえる気がします


英語の勉強役立ちツール1:BBC iPlayer

ポンドが高すぎて、貧乏生活まっただ中の私です。
テレビなんて・・・そんな贅沢なっ!!!!!

って思うんですけど、
なんとイギリスではタダでテレビが見れます!

こちらがそのタダテレビ!
『BBC iPlayer』


http://www.bbc.co.uk/iplayer/


・・・と言っても、インターネット配信の番組なので、
日本でイメージする普通のテレビとは、ちょっと違いますね。

けれど、インターネットだからと侮ってはいけません!
こちらのテレビはちゃんとBBCさんが制作しております。
(つまりイギリス国民の税金を使って、大事に大事に番組制作をしているということ!)

チャンネルも9つもあります。
子ども向けの教育番組から、BBCニュース、お天気、テレビドラマなんかも・・・!
あの大人気テレビドラマシリーズ、シャーロックもオンエアです。
(大人気なのはイギリス国内だけかもしれませんが。)

PCからはもちろん、
iPadやアンドロイド、iPhone等には専用のアプリがあるのでダウンロードしていつでもどこでもBBCがチェックできます!


特に通称:BBC fourことチャンネル4は、イギリスについての沢山のドキュメンタリーがあるので、イギリスについて勉強したいときはとても役に立ちます!
文化や歴史、現代のイギリスの問題について、非常に勉強になります。

Appendix: Oh Canada!

気がつけば、
自分がコモンウェルスの国にしか留学したことがないことに気が付きました。
コモンウェルスの中でも、カナダとは、イギリスはまだとっても仲良しなのです。
カナダはもちろん自国の政府をもっているわけですが・・・

首相 スティーブン・ハーパー
総督 デイビッド・ロイド・ジョンストン
女王 エリザベス2世

正式にはなっています。
この総督というのが曲者で、女王陛下の命でカナダ総督というものに任命されるわけです。

=以下、ウィキペディア=
「…政体は立憲君主制である。公式にはイギリス国王が国家元首(但しカナダではあくまでカナダ国王の扱い)となる。形式的にはカナダ総督がカナダの代理を務め、また実質的な首長は、総選挙により選出される連邦政府の首相である。政府は、議院内閣制を採用している。」

つまり、
カナダ国王= エリザベス2世
カナダ総督= デイビッド・ロイド・ジョンストン
カナダ首長= スティーブン・ハーパー
























ちゃんと国章にもイギリス国旗がはいってますね。
(このライオンとユニコーンの代わりに、
グリズリーとムースにすればいいのに・・・といつも思うんですが。)

そんなこんなで、カナダのステレオタイプをどうぞ↓
http://themetapicture.com/canada-the-only-place-youll-see-something-like-this/





Saturday, February 22, 2014

イギリスの新聞

イギリスは階級社会と言われていますが、

階級や政治的立場によって読む新聞もずいぶん変わってくるようです。



BBCのコメディ'Yes, Prime Minister'では、その新聞購読の状況を皮肉ったジョークがありました。以下ぜひ、お試しあれ✿



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*ロンドンの金融街でスキャンダルが発生、その対応を考えているイギリス首相、という設定。

BernardとHumphreyは共にCivil Servants(お役所の公務員さん)



スキャンダルに対応するために、新聞を一生懸命読んでいる首相。

Bernardは、新聞なんぞあまり気にしないように、と言います。

Humphreyは、新聞社がどんな購読者を相手にしているかさえ知っておけばいい、と言います。



そこで、首相は

「新聞社について、俺は言われなくてもわかってるんだ!

 どんな奴がどんな新聞を読んでいるか、ちゃんと分かってる!」と。







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イギリスについての知識がないと、ちょっと理解がしんどいのですが、要約すると、



デイリー・ミラーは、自分たちが実際に国を動かしてると思い込んでる人(上流階級)が。

ガーディアンは、自分たちが国を動かさなきゃいけないと思い込んでる人(労働者、労働党支持者)が。

タイムズは、実際に国を動かしている人たち(保守党、右よりの人たち)が。

デイリー・メールは、実際に国を動かしている人たちの奥様方が。

ファイナンシャル・タイムズは、国を所有している人たち(金融関係者)が。

モーニング・スターは、この国は他の国(ソ連)に従うべきだと思っている人(左の人たち)が。

デイリー・テレグラフは、書いてあることが事実だと思っている人(教養のない人たち)が。

サンは、誰が国を動かしてても気にしない、自分のバストがいい感じならそれでいい人たち(教養のない人たち)が。







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*以下、スクリプト (英語のニュアンスも面白いので)



"The Daily Mirror is read by people who think they run the country;

 The Guardian is read by people who think they ought to run the country;

 The Times is read by the people who actually do run the country;

 The Daily Mail is read by the wives of the people who run the country;

 The Financial Times is read by people who own the country;

 The Morning Star is read by people who think the country ought to be run by another country;

 and The Daily Telegraph is read by people who think it is."



...Bernard,

"Sun readers don't care who runs the country, as long as she's got big tits."



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それにしても、BBCは面白い♪

英国を知るための、いい勉強ツールになっています♪





<Who reads the papers? - Yes, Prime Minister - BBC comedy>

ポッシュな英語♪

イギリス英語で有名なのはやはり

いわゆる「クイーンズ・イングリッシュ」というものですが、

イギリスでは「R.P.」(Received Pronunciation)と言います。

イギリスの皆さんはこれをポッシュ・アクセント(Posh Accent)と言ったりします。



Poshは英国ではよく使う言葉なのですが、



Posh

ー上流階級の

ー上品な



という意味で使われます。

(うちのルームメイトはpolishと間違えていましたが・・・。)



イギリスのボーディングスクール(全寮制学校)等で使われていますが、

これらの学校は、とってもお金持ち階級や、昔からの貴族階級のご子息たちが通われております。



また、エレガントなお年寄りが使っているアクセントになります。